【令和6年能登半島地震】救援物資の段ボールベッド1,200台などを石川県珠洲市、穴水町などの避難所に設置

石川県珠洲市内の体育館に段ボールベッドを設置

“HEROs Sportsmanship for the future”は、トップアスリートがもつ影響力を社会課題解決のために活用し、助け合いの輪を広げていくことを目的としたプロジェクトです。

様々な困難を乗り越えてきたトップアスリートならではの発想力や行動力、影響力が加わることで、社会課題の解決が加速することを目指しています。

日本財団HEROsでは、アスリートやスポーツチーム・リーグと連携をして、能登半島地震への支援を行っています。

合計1,200台の段ボールベッドを被災地からの要請に基づき設置

HEROsは、LINEヤフーが事務局を務める「緊急災害対応アライアンス(SEMA)」(※)と連携し、現地で必要とされている物資を支援しています。

物資支援の第一弾として、避難所の要請に基づき、段ボールベッド1,000台を皆さまからの寄付金を活用して設置させていただきました。

2024年1月13日以降、要請のあった避難所にお届けをしております。

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段ボールベッド設置前の体育館の様子
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組み立てられた段ボールベッドとパーティション

避難所となっている体育館の床は、底冷えしてとても寒く、厳しい寒さで眠れなかった、という避難者もたくさんいたとのこと。段ボールベッドは床と比べて体感で約10℃温かいという性能を持っており、避難所では喜んで活用頂いています。

災害関連死を防ぐためにも避難所環境の改善を引き続き行っていきます。

アスリートの力で広がる支援の輪

また、男子プロバスケットボールリーグを運営するB.LEAGUE(公益社団法人 ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ)、男子プロサッカーリーグを運営するJリーグ(公益社団法人日本プロサッカーリーグ)にもご協力をいただき、全クラブ及びクラブのステークホルダーにも協力を呼びかけた結果、さらに200台の段ボールベッドをご提供いただけることとなりました。

さらには、防寒着やジャージの提供など、スポーツ界で支援の輪が広がっています。

物資支援の詳細はこちら

  • 「緊急災害対応アライアンス(SEMA)」とは、緊急時に必要となる多くのリソース(資源)を有している企業・団体と、緊急災害時に現地で活動を行うNPO・NGOが加盟するネットワーク組織で、有事の際に、現地で活動を行うNPO・NGOが被災地のニーズ調査を行い、ニーズに基づき加盟企業が有する物資等の支援リソースのマッチングを行っています。
    2023年12月時点で、企業81社、NPO・NGO6団体が加盟するネットワークです。

2024年2月からは、アスリートと一緒に現地支援を予定

HEROsは、2024年2月以降、被災地のニーズを踏まえた上で、アスリート・スポーツ団体と共に、炊き出しや慰問、子どもたちとの交流など支援活動を行う予定です。