インドネシアにおけるバイリンガルろう学校設立

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バイリンガルろう学校設立に向けた関係者との意見交換にて

インドネシアにおけるバイリンガルろう学校設立とは

インドネシアにおけるバイリンガルろう学校設立とは、同国初の「手話で学べるモデル小学校」の創設と、と手話で教科を指導できる教員育成の仕組みづくりを通じて、ろう児の教育へのアクセス確保を目指すプロジェクトです。

手話で学べるモデル小学校をインドネシアに構築

現在インドネシアには、特別支援学校が2,390校ありますが、ろう学校は5%未満にとどまっています。さらに、手話で教科を指導できる教員は全体のわずか2%程度と極めて少なく、全ての教科を手話で学べる特別支援学校は存在しません。その結果、インドネシアにおいて、ろう・難聴児の初等教育修了率は54.5%にとどまり、非障害児の96%に比べて大きな格差が生じています。ろう児が自らの言語で学べる教育環境の整備が急務となっています。

このプロジェクトでは、現地パートナーであるピジャール財団(※1)が、インドネシアで初となる手話による教育モデルを確立し、これまで教育の機会から遠ざけられてきたろう児の現状を改善することを目指します。具体的には、インドネシア初となる手話と書記言語の両方を用いた「バイリンガルろう教育の実践モデル小学校」を設立します。また、手話で指導が可能な教員を育成するため、持続的に人材を輩出できる教員養成の仕組みを構築します。将来的には、このモデルを国の施策として全国展開を図り、ろう・難聴児の初等教育修了率向上を目指します。

  • 1 ピジャール財団(Yayasan Pijar Masa Depan)
    2021年に設立された、次世代の人材育成や教育、気候変動等の分野において、政策立案者・経済リーダー・当事者等との連携を通じて、モデル事業の実施や政策提言に強みを持つ団体。事務所はジャカルタとジョグジャカルタの2拠点。

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日本財団 特定事業部 インクルージョン推進チーム

  • メールアドレス:100_inclusion_suishin@ps.nippon-foundation.or.jp