就労支援フォーラムNIPPON2022再会～この3年間を無駄にしなかった者たち～

少しずつ、あの日常が戻ろうとしています。
まだまだ油断のできない社会情勢ですが、ようやく、ほんとうにようやく、待ちわびたみなさんとの「再会」ができる日がやってきました。すっかり、遠隔という手段も日常となりましたが、やはり体温の感じられる対面に勝るものはありません。
事情により遠隔参加という方も含め、一堂に会し、議論にお互い刺激を受け、さらに進化するきっかけとしていただければ幸いです。
さて、その日常ですが、ただそのまま3年前が戻ってくるわけではなく、社会の要請がさらに進化して、私たちに具体的行動を突き付けています。
国内では、アセスメントの強化、障害者就労を支える人材の育成・確保、さらには、障害者雇用率制度の所定労働時間の変更など、また、国外からは、国連障害者権利委員会において、現行の福祉的就労に対する懸念が示され、インクルーシブな職場環境で、同一価値の労働に対して同一の報酬が与えられる、民間および公共部門の開かれた労働市場への障害者の移行を加速するための努力を強化せよと正式に勧告を受けました。
社会の要請に応える新しい日常のために必要なことは、現場にいる私たち自身が、私たちの問題、課題であることを認識し、具体的に取り組んでいくほかありません。
内圧、外圧以前に、自ら行動し、現状を進化させようとしてきた「この3年間を無駄にしなかった者たち」に触れることで、みなさんの活動がさらに進化する契機となる2日間となることを期待しています。