【開催報告】シンポジウム「人生100年時代における幸福感を考える」
日本財団は、2023年12月1日(金)に、人生100年時代の言葉の生みの親である、ロンドン・ビジネス・スクール教授のリンダ・グラットン氏や幸福学研究の前野隆司慶應義塾大学大学院教授、脳科学者の茂木健一郎氏を迎え、シンポジウム「人生100年時代における幸福感を考える」を開催しました。(開催場所:笹川平和財団 国際会議場)
本シンポジウムには、首都圏を中心に全国から210名の参加がありました。登壇者による活発なディスカッションにより、人生100年時代といわれる超高齢化社会を迎えた日本において、人生の後期にどのような選択をすれば豊かな人生を送り幸福感を得られるのかをテーマに議論が展開されました。
参加者の満足度が98%を超えるなど、イベントは盛況のうちに終了しました。
シンポジウム開催の趣旨
日本財団は、共に支え合う「みんなが、みんなを支える社会」を目指した寄付文化醸成の一環として、遺贈による社会貢献の普及活動を行っています。遺贈寄付による最後の社会貢献は、自分の生きた証となり、社会に貢献できるという実感があることで、幸福感が得られるものと考えています。
シンポジウムでは、リンダ・グラットン氏に100年時代を生きるための人生設計のポイントや人生100年時代の幸福感について議論しながら、遺贈寄付という人生の結びの社会貢献という選択肢についてご紹介いたしました。
セミナー当日の様子
冒頭では、日本財団会長の笹川陽平より開会の挨拶が行われ、人生の締めくくりは「幸せな人生を送ったな」と思えることが人生の最大の幸福であること、また、本シンポジウムへの期待が述べられました。
その後、基調講演としてロンドン・ビジネス・スクール教授のリンダ・グラットン氏から「ライフシフト~100年時代の人生戦略~とその後」について講演がありました。コロナ禍を経た今、デジタルも駆使した新たな関係を持つことが可能であることや、年齢にかかわらず、学び直しや新しい仕事にチャレンジするなど自らを変化させていくことが大切であると話されました。
基調講演に引き続き、リンダ・グラットン氏、前野隆司氏、茂木健一郎氏によるパネルディスカッションが行われました。ジャーナリストの国谷裕子氏がモデレーターを務め、活発な議論がなされました。人生100年時代といわれる超高齢化社会を迎えた日本において、人生の営みのなかで自らを変化させていくことや社会貢献を念頭においた利他への啓発の大切さが説かれました。
シンポジウムの様子は、2024年1月中旬ごろ、日本財団公式YouTubeチャンネルにて公開いたします。
開催日時 | 2023年12月1日(金)13:00〜15:00 |
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開催場所 | 笹川平和財団国際会議場(東京都港区虎ノ門1丁目15番16号) |
主催 | 日本財団 |
関連リンク
お問い合わせ
日本財団 ドネーション事業部 遺贈寄付サポートチーム
- 担当:木下、佐々木、林
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