ブラジル南部の日系団体へ、緊急支援決定ブラジル南部の洪水被害に対し、現地の日系団体へお見舞金をお渡し
ブラジル最南部の州、リオ・グランデ・ド・スル州では、4月末から続いた大雨の影響で、大規模な洪水被害が発生し、州の85%以上が甚大な被害を受けました。現地の報道によれば、この洪水は「ブラジル史上最悪の水害」とされており、最高3メートル近くまで水位が上昇し、家屋や病院、施設が1カ月近く泥水に浸った状態となっていました。洪水が発生してから1カ月以上経過した今、やっと水位が下がり、被害の実態が明らかになってきています。現在も、州全体で約50万人の人々が避難生活を送っている状況で、日系人が多く暮らす地域でも浸水の被害が発生しています。州都ポルトアレグレの近辺だけでも30家族以上の日系人が被災したという情報を現地からもらいました。
日本財団は、1970年代から日系人の方々への支援を行ってきています。今回、日系コミュニティの方々をはじめ、被災地の皆さまのお力になれるよう、緊急支援として5万米ドルをお見舞金としてお渡しすることを2024年6月11日に決定いたしました。このお見舞金は、州都ポルトアレグレ市に本部を置く日系福祉団体「南日伯援護協会」(谷口浩会長)を通じ、活用していただきます。
日本財団は、この支援を通じて、被災された日系人・日系コミュニティの皆さまをはじめ、被災された方々の復旧復興を後押ししてまいります。
被災地の一日も早い復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。
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