福岡資磨厚生労働大臣へWORK!DIVERSITY(包摂的就労)の実現に関する提言書を手交ニートや引きこもり、刑余者ら就労困難者の就労を支援する仕組みを目指して

日本財団は、2025年4月25日(金)、福岡資磨厚生労働大臣へ、ニートや引きこもり、刑余者ら就労困難者の就労を支援する仕組みを整備することを目指した提言書を手交いたしました。日本財団の調査では、様々な理由によって「働きづらさ」を抱える方が1,500万人おり、そのうち適切な支援や環境整備があれば就労が可能となる方が270万人いるとみています。この270万人は、日本の潜在的労働力を顕在化させる大きな可能性を秘めているのではないか、こうした思いから日本財団は2018年よりWORK!DIVERCITYプロジェクトに取り組み、新たな多様な就労困難者への支援を提案いたします。
提言書及びWORK!DIVERCITYプロジェクトの詳細については、以下リンクよりご参照ください。

写真
提言書手交の様子(写真左より、日本財団理事長 尾形武寿、福岡資磨 厚生労働大臣)

日本財団 理事長 尾形武寿

現在の日本社会においては、障害者に対する就労支援には大変熱心に取り組みがなされており、予算規模も大きくなっている。一方で、ひきこもりやニート、刑余者といった障害者以外の困難を抱える者への支援は、依然として手薄な状況にある。
就労支援の環境が整えば、こうした人々も仕事を通じて地域や社会に貢献できるようになり、また、仕事によって収入を得ることで、自己肯定感や生きがいを感じることができる。支えられる側にあった就労困難者たちが、支える側になることができる可能性も生まれる。
以上を踏まえ、国策化について検討いただくため、提言書を提出する。

厚生労働大臣 福岡資磨

日本財団から提出された提言書は、就労支援に向け、極めて重要なものであると認識している。議論を重ねながら、取り組んで参りたい。

提言書

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