宮城県石巻市と「災害対策拠点事業」に関する協定を締結日本財団災害対策拠点プロジェクト(宮城県石巻市)始動

日本財団は、2025年9月23日に石巻市と「災害対策拠点事業」に関する協定締結式を行いました。災害対策基本法に定める「災害予防」、「災害応急対策」、「災害復旧」の切れ目ない実践モデルの構築を目指し、佐賀県大町町、千葉県木更津市に次ぐ、3カ所目として宮城県石巻市で災害対策拠点プロジェクトを新たに開始いたします。

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協定締結式の様子

協定締結式では、斎藤正美 石巻市長より「災害では、自助・共助が効果的に機能するには事前の取り組みが重要。地域の安全安心を守り、連携を深める場になってほしい」と、また日本財団 会長 尾形武寿からは「発災した時に、すぐさまみんなが行動できる体制を作り上げていきたい」と、それぞれ今後に向けた期待と抱負を述べられました。

本プロジェクトの推進拠点となるのは、昨年度(2024)末に閉校した、旧中津山第一小学校。校庭の半分と音楽室を活用し、「災害を初めて知る人」から「専門的なスキルをより向上させたい人」まで、内容に応じて対象を定め、災害の基礎について学ぶ座学研修や、重機・チェーンソーの技能向上を図る実技研修等を実施します。

締結式を終えた後は、事業概要の説明会や重機・チェーンソー研修のデモンストレーションが行われました。地域住民をはじめ、約30名が参加。2025年11月より、本拠点での研修を本格稼働いたします。

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企画・運営を担う(一社)いしのまき災害支援ネットワーク代表理事 阿部由紀 氏による事業概要の説明
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重機研修デモンストレーションの様子(講師:(一社)OPENJAPAN島影正孝 氏、DRT YAMAGATA 我妻清和 氏)

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日本財団 災害対策事業部

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