日本財団オーシャンイノベーションプロジェクト海洋の石油・ガス開発に関する石油メジャー等との連携R&Dプロジェクト 10件の採択案件を発表!!

日本財団では、石油・天然ガス、再生可能エネルギー、メタンハイドレード等、今後、成長が見込まれる海洋開発分野への我が国の参入を目指し、産学官との連携のもと、総合的な技術力の向上に向けた取り組みを進めております。
米国・ヒューストンは、メキシコ湾油田地域を有し、世界の主要石油会社や関連企業が本拠を構え、海洋の石油・ガス分野における世界の技術・人材の集積地となっています。
日本財団では、昨年5月1日に、石油メジャー等が集まるコンソーシアム「DeepStar」との間で、連携R&Dプログラムにかかる覚書(MOU)を締結いたしました。
その後、日本企業からの案件応募、DeepStarや石油メジャー等との検討を経た結果、以下の10件の海洋石油・ガス技術開発プロジェクトを採択し、5月10日にヒューストンにおいて発表しました。本プログラムは海洋石油ガス分野のニーズに沿った、かつ日本の強みを活かしたイノベーティブな新技術を石油メジャーと連携して開発するという日本初の取り組みであり、採択技術の早期の実用化が期待できます。
日本財団はDeepStarの協力の下、将来の海洋開発の新たな世界を切り開くため、これらのプロジェクトの取組みを引き続き支援して参ります。

<採択事業一覧>

No. 案件概要 日本企業 参加DeepStar企業
1 自律型潜水ロボットの海洋石油分野への実用 川崎重工業(株) Total(フランス)
Shell(イギリス、オランダ)
2 海底での光通信無線技術の開発 (株)島津製作所 Shell(イギリス,オランダ)
Chevron(アメリカ)
Total(フランス)
3 海底ケーブル用の新型スチールの開発 日本製鉄(株) Total(フランス)
Chevron(アメリカ)
4 天然ガス中のCO2等、高濃度酸性ガスの処理プロセス開発 日揮(株) Petrobras(ブラジル)
Shell(アメリカ)
JX石油開発(株)(日本)
Chevron(アメリカ)
5 海洋油田の生産効率を向上させるための添加剤の開発 日産化学(株) Woodside(オーストラリア)
Chevron(アメリカ)
6 海洋油田での長期防食が可能な新型塗料の開発 (株)日本ペイントマリン Anadarko(アメリカ)
Woodside(オーストラリア)
Chevron(アメリカ)
Shell(イギリス、オランダ)
7 水中での非接触型給電システムの開発 日本電気(株) Total(フランス)
Chevron(アメリカ)
Shell(イギリス、オランダ)
8 新型海底ポンプによる海底原油採取の最適化 三菱重工業(株) Equinor(ノルウェー)
Chevron(アメリカ)
Shell(イギリス、オランダ)
9 海洋石油・ガス生産施設における故障予想モデルの開発 三菱重工業(株) Anadarko(アメリカ)
Total(フランス)
Chevron(アメリカ)
10 海洋石油開発にかかるパイプラインのつまりや腐食を防止するための添加剤注入新技術の開発 横河電機 Shell(イギリス、オランダ)
Chevron(アメリカ)
  • 事業名称は、事業者からの申請に基づくものです。

なお、詳細の内容に関しては、概要資料(PDF/412KB)をご確認ください。

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