初の世界規模「日系人」意識調査 新たな日系人像が明らかに日系人アイデンティティーは継承され、日本とのつながりを広げる希望強く
日本財団は、全米日系人博物館(米国・ロサンゼルス)と協力して、世界各地に住む若い世代の「日系人」を対象とした世界規模の意識調査を実施しました。世界規模で「日系人」を対象にした包括的な意識調査が行われるのは今回が初めてです。本調査で日系人は「海外に移住した日本人及びその子孫」と定義しています。調査対象は18-35歳の若い世代です。
若い世代の日系人は、世代が進むにつれ現地化し、現地日系団体にも所属しないなど、日系人としての意識が希薄しているとの心配の声が各国日系組織から挙がっていましたが、本調査結果からは、74%の若者の日系人は世代を越えても日系人としての強い意識を持っており、また80%超が「頑張る」という日本人特有の価値観を引き継いでおり、さらに日本および他国の日系人との連携強化にも興味を示している姿が明らかになりました。
調査結果のポイント
74%の若手日系人(18-35歳)は、日系人としての意識を強く持っている
重要だと思う価値観は 年代にかかわらず「頑張る」が1位
90%の若手日系人(18-35歳)は国を超えた日系人のつながりを求めている
79%の日系人(18-35歳)が日本とのつながりを感じている。
詳しくはこちらの調査報告書をご覧ください。
調査概要
- 対象:世界中に住む日系人 約3,800人 (出身地域は南米・北米・アジア・欧州・豪州など)
- 方法:オンライン・アンケート 及び フォーカス・グループ・ディスカッション
- 主体:日本財団と全米日系人博物館による共同調査
- 調査項目:日系人の定義、重要な価値観、重要な文化的要素、日系人同士の繋がり等
日本財団では約50年にわたって中南米やアジアの日系人社会への支援事業を展開してきましたが、今回の調査を受けて、世界各地の日系人と日本との連携強化、そしてグローバルに発展する日系コミュニティーの形成に向けたオンライン・プラットフォームの構築等に取り組んでまいります。
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