日本財団18歳意識調査 第37回 テーマ:「憲法前文」を実施

憲法改正論議が続く中、日本財団では、2021年4月、「憲法前文」をテーマに第37回18歳意識調査を実施し、次代を担う若者のうち、どの程度が前文を読み、どう受け止めているか聞きました。
この結果、前文を「読んだ」あるいは「読んだ記憶がある」と答えた人は17~19歳の回答者1,000人のうち4割、残りは記憶が「ない」、「覚えていない」でした。記憶がある人の5割強が、前文を読んだ時期を「中学生の時」としています。
さらに前文の内容について全員に聞いたところ、「分かりやすかった」は2割弱にとどまり、8割超が「分かりにくかった」、「分からない点がある」と回答。自由回答では、分かりにくかった理由として「言い回しが難しい」、「文章が長すぎる」といった指摘が目立っています。このほか、歴史、伝統、文化など日本の価値を前文に明記すべきか、に関しては「必要である」、「必要でない」が3割前後で並び、約4割は「分からない」としています。

調査結果、主なポイント

  • 憲法前文を読んだ経験
    ある40.1%、ない40.1%、覚えていない19.8%
  • 憲法前文を読んだ時期
    小学生の時13.2%、中学生の時55.9%、高校生の時28.9%
  • 憲法前文は分かりやすかったか
    分かりやすかった17.0%、分かりにくかった48.6%、分からない点がある34.4%
  • 前文に日本の歴史・伝統・文化等を明記すべきか
    必要である31.1%、必要ない27.1%、分からない41.8%

調査結果

18歳意識調査結果の円グラフ:ある40.1%。ない40.1%。覚えていない19.8%。
Q.これまでに憲法前文を読んだ、あるいは読んだ記憶がありますか。(n=1000)
18歳意識調査結果の円グラフ:分かりやすかった17.0%。分かりにくかった48.6%。分からない点がある34.4%。
Q.前文の文章は分かりやすかったですか、それとも難解でしたか。(n=1000)

調査概要

調査対象 全国の17歳~19歳男女、1,000名
調査除外 下記の関係者は調査から除外
印刷業・出版業/マスコミ・メディア関連/情報提供サービス・調査業/広告業
実施期間 2021年4月15日(木)~4月19日(金)
調査手法 インターネット調査

第37回18歳意識調査「テーマ:憲法前文」報告書

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