ウクライナ避難民支援 ポーランドへ向けて日本人学生ボランティア15人が出発

日時:2022年5月30日(月)
場所:日本財団ビル(東京都赤坂1-2-2)

日本財団は、日本財団ボランティアセンターと共催で、5月30日(月)(東京都港区 会長 小宮山宏 )に、ウクライナ隣国のポーランドへ派遣する学生ボランティアの出発式を開催し、グループ①(派遣期間:5月31日~6月16日)とグループ②(派遣期間:6月13日~29日)の学生25名が出席しました。学生ボランティアは、ポーランドのクラクフを拠点にウクライナから避難してきた人々への食料や物資の配布、物資や備品の管理や避難民支援を行うNGOの広報支援等の活動を行う予定です。

写真
ウクライナ避難民支援に派遣される学生ボランティアたち

コメント(抜粋)

グループ①代表者挨拶 齋藤 凜花さん(早稲田大学2年 愛知県出身)

今回の派遣で、言葉も境遇も全く違う学生ボランティアの私たちが、現地の方々の気持ちを理解するなどということは、今の段階で到底言えるものではありません。避難先での日々の活動を通して、その心細さや不便さを一緒に感じ、ほんの少しでも減らせることができないか、心を寄せて、日々懸命に考えたいと思います。

写真:齋藤 凜花さん

グループ②代表者挨拶 藤田 晃矢さん(同志社大学3年 栃木県出身)

在学中の留学を目標とし、大学では国際政治を専攻しています。
ロシア・ウクライナ情勢が緊迫し、平穏な日常生活を送っていた市民たちが住む家や生活が失われ、祖国すらも追われているという状況を知り、何かしら彼らのために私ができることはないだろうかと考え、この度の派遣を志望いたしました。彼らの心境をできる限り理解し、同じ目線になって共感しようと努めること、この姿勢だけは忘れずに現地での活動に臨みたいと考えています。

写真:藤田 晃矢さん

日本財団会長 笹川 陽平

日本は島国であるためか、残念ながら日本を中心に世界を見るという習慣があります。しかしながら、グローバリゼーションの時代であり、世界があっての日本という考え方が必要です。
ウクライナでこういった悲劇があったことで、日本でも穀物、パンや家畜の肥料が高騰し、私たちの生活を圧迫しております。
このような観点から未来を担う若い人たちに、世界は常に相対的に動いているということを体感して頂き、世界あっての日本であるという考え方ができる経験の機会になればと思い、このプロジェクトを企画いたしました。異国での仕事であるため、日本財団としては何よりも大学生の皆さまの安全第一を考え、若い人たちが充実した活動ができるように努力をして参ります。

写真:笹川 陽平

出発式概要

  • 日時:2022年5月30日(月)13:30−15:00
  • 場所:日本財団ビル2階会議室(東京都赤坂1−2−2)
  • 内容:
    1. あいさつ:日本財団会長 笹川 陽平
    2. 現地状況説明:日本財団常務理事 樺沢一朗
    3. 参加学生紹介:日本財団ボランティアセンター常務理事 沢渡 一登
    4. 活動ユニフォーム受け取り・あいさつ:
      参加学生代表
      グループ①齋藤 凜花(早稲田大学2年 愛知県出身)
      グループ②藤田 晃矢(同志社大学3年 栃木県出身)

今後の派遣スケジュール

The Volunteer Program for Ukraineのグループ3以降の募集は、日本財団ボランティアセンターの公式サイト「ぼ活!」で募集し、10月までに1グループ15人×7回(最大105人)の日本人学生ボランティアの派遣を予定しています。

関連リンク

お問い合わせ

日本財団 経営企画広報部 広報チーム

  • メールアドレス:pr@ps.nippon-foundation.or.jp