イラストで学ぶ防災の知恵(2022年)

水がない時のオーラルケア

表紙画像
1.口の中が不衛生だと、インフルエンザや肺炎などにかかりやすくなります。断水しても、清潔に保つ工夫が必要です。
2.食後に水やお茶でしっかりうがい。ハンカチなどを指に巻いて歯をぬぐい、汚れをとりましょう。
3.液体ハミガキだけでも、口の中を菌を減らせます。液体ハミガキを浸したハンカチで歯をぬぐえばさらに効果的。
4.洗口液が浸してある口腔ケア用ウェットティッシュは、使い捨てで衛生的。これがあると便利です。

災害時の新聞紙活用術

表紙画像
1.食器の形に折り、ポリ袋やラップをかぶせれば、食器代わりになります。
2.くるくると丸めれば硬い棒になり、骨折したときの添え木として使えます。
3.くしゃくしゃにして服の中に入れると、ダウンコートのような効果が得られます。
4.断水などで流せないとき、トイレの吸水・消臭剤として使えます。

災害時のラップ活用術

表紙画像
1.食器に敷いて使えば、お皿を洗う水の節約に。
2.寒いときは服の上から巻いて、保温効果を高められます、
3.結ばなくても留められるので、包帯代わりに使えます。
4.食材に直接手を触れずに、おにぎりなどが作れます。

災害時のポリ袋活用術

表紙画像
1.水を入れてリュックで背負えば、階段でも楽に運べます。
2.レジ袋の両端を切れば、骨折時の三角巾代わりに使えます。
3.穴をあけてかぶれば、雨や風を防ぐ簡易ポンチョに。
4.手が汚れていても、食材を入れて衛生的に調理できます。

災害時の大判ハンカチ活用術

表紙画像
1.口に当てて後ろで結べば、粉塵を防ぐマスクになります。
2.固い石などを入れて振り回せば、ガレキを除去するハンマーとして使えます。
3.長い棒にくくりつければ、救助要請のSOSフラッグとして使えます。
4.避難所で子どもが手持ち無沙汰なとき、ハンカチ落としができます。

身近なものを使った止血法

表紙画像
1.ポリ袋などに手を入れ、直接血液に触れないようにします。
2.清潔なガーゼやハンカチなどを出血している箇所にあてます。
3.傷口を心臓よりも高い位置にし、強く押させて圧迫します。
4.止血ができれば、包帯やハンカチ、ネクタイなどで固定します。

身近なものを使った骨折の手当

表紙画像
1.折れた骨を支えるための添え木になるもの(新聞紙を丸めたもの、雑誌を丸めたもの、折りたたみ傘)を用意します。
2.折れた骨の両側の関節と添え木を、布などで結び固定します。
3.三角巾やレジ袋などを使って、固定した腕を首からつります。
4.より安定させるために、つり下げているレジ袋を胸にしばりつけます。

紙食器のつくりかた

表紙画像
1.新聞紙を図のように折って、正方形の状態にします。
2.正方形を半分に折って三角形にしたあと、折りすじをつけます。
3.折りすじに角を合わせて折り、もう一方の角を同時に折り重ねます。
4.残った部分を外側に開いて完成。ポリ袋をかぶせます。

ダンボールと紙新聞でスリッパつくり

表紙画像
1.ダンボールに足を乗せ、上の図のように足の長さの下半分を切り取ります。次に、足の幅に合わせて折り目をつけます。
2.上の図の①、②の順番で、(つま先から少し余裕をあけて)足を包むように折ります。左のダンボールの端を右のダンボールの間に入れ込み固定します。
3.ダンボールをかぶせた足を新聞紙の上に置き、上の図のように左右から足を包み込むように新聞紙を折ります。
4.つま先にあまった新聞紙を足のうらに折りこみ、ガムテープなどでとめて完成。体育館などの冷えた床から足を守ります。