クリスマスと子どもにとってかけがえのない「プレゼント」

わくわくするクリスマスシーズン

クリスマスが近づくにつれ街はキラキラと華やかに彩られます。子どもたちにとって、「プレゼントは何かな?」、「サンタさんはどこから来るのだろう?」、「今年のクリスマスケーキはどんなだろう?」などと思い巡らせながら、自然とわくわくしてしまう心躍るような時期です。

各拠点では催しの準備が進む

日本財団の第三の居場所でも、クリスマス会の準備が行われています。
壁に貼られているのはツリーの形のアドベントカレンダー。通常は毎日1つ窓を開けてクリスマスが来る日をカウントダウンするカレンダーですが、戸田拠点のカレンダーは少し違います。カレンダーをめくると、クリスマス会までに誰が何を準備するのかが書かれているのです。飾りつけやレクリエーションの準備など、達成したら金色の飾りが貼られ、すべて準備できると、アドベントカレンダーは金色の星で飾られたクリスマスツリーになります。わくわくとしたクリスマス気分で、皆でクリスマス会を準備していく一体感が垣間見えます。

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クリスマスツリーの形をしたアドベントカレンダー

鳴門拠点では、毎月開催している家族とのファミリーディナーをバージョンアップしたクリスマス会を開催予定。家族で好きな色や飾りを選んで一緒に作るアロマワックスのオーナメントや、ミニツリー型招待状をつくり、歌やハンドベルも練習し家族をディナーに呼ぶ準備が進んでいます。室内には大きなツリーも飾られて、子どもたちは拠点に通うのが楽しそうです。

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アロマワックスの手作りオーナメントやクリスマスツリー型招待状

鳥取拠点では子どもたちが中心になってクリスマス会のプログラムを考えています。12月のはじめにクリスマス会に必要なものを考え、買いに行き、プログラムの担当ごとに準備が進められています。クイズを担当している子は、スケッチブックをクリスマス会専用のなぞなぞブックにアレンジ。サンタクロースとツリーが描かれた表紙をめくると、子どもらしい視点で考えられたなぞなぞが幾つも出てきます。クリスマス会当日、みんな何問解けるかな?

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こどもたちが考えたクリスマス会のためのなぞなぞブック

子どもたちにとって安心できる居場所になるまで

クリスマス会や誕生日会、お餅つき会、お花見、夏祭り、各拠点ではさまざまな催しを行っています。どれも楽しい催しですが、拠点では毎日が楽しく過ぎていくわけではありません。
宿題をして、遊んで、夕食をとって、お風呂に入る、毎日の繰り返しのなかで、子どもたちの中には友達とうまくいかず乱暴な行動になったり、家庭環境の変化から気持ちが不安定になってしまったり、気持ちをうまく表現できないために癇癪を起こしたりする時があります。そういった時、愛情をもって叱ったり、じっくり寄り添ったり、子どもの変化を見ながら時間をかけて向き合い続けます。子どもにとってはどんな時も気にかけてくれる大人がいることで、一日のイベントだけでは簡単に築くことのできない信頼関係と安心感が日本財団の第三の居場所にはあります。

毎日行くことができる安心できる居場所

7人に1人の子どもが貧困であると言われていますが、子どもたちの生活状況は日々丁寧に寄り添わなければ見えてきません。菓子パンばかりの食生活だったり、家族関係が複雑で精神的に不安定になったり、夜ひとりで公園で遊んでいたり、誰もいない自宅で寝ていることも。一時の楽しさだけでなく、子どもたちが毎日行くことのできる安心できる居場所、その数は決して十分ではありません。
日本財団は皆さまからいただく寄付金を、第三の居場所の開設・運営に有効活用させていただいています。それは、子どもにとってかけがえのない「安心」と「成長」というプレゼントになります。ご協力をお願いします。

日本財団 飯澤幸世

寄付の状況 2022年9月末現在
8億1,863万7,864円

日本財団への寄付 4つの特徴

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  2. 50年以上の助成実績があります
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  4. 税制上の優遇措置が受けられます
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日本財団は、「生きにくさ」を抱える子どもたちに対しての支援活動を、「日本財団子どもサポートプロジェクト」として一元的に取り組んでいます。