デジタルトランスフォーメーション基金(Google.org様からのご支援)

プロジェクト名 デジタルトランスフォーメーション基金
事業内容 Googleの慈善事業部門であるGoogle.org(外部リンク)からの支援300万米ドルにより、日本財団が設立した基金。
同基金では、困難を抱える人たちがDX(デジタル・トランスフォーメーション)の導入によってよりよい生活を送ることを目的とし、特別支援学校や長期入院中の子ども等に向けたVR等による体験コンテンツ開発事業や、子ども達を対象としたオンライン食育プログラム等の支援を開始している。
支援金額 300万米ドル(約3.5億円)

支援実績(2023年11月現在)

団体名 事業概要
公益社団法人MORIUMIUS 日本財団の推進する「子ども第三の居場所」の拠点に通う子どもたちを対象に、豊かな自然環境や暮らしについて学ぶ食育オンラインプログラムを提供する。
一般社団法人アルバ・エデュ 「子ども第三の居場所」拠点並びに子ども食堂を利用する児童に対し、海外の街歩き体験や、職場体験、水族館・美術館の見学などのオンライン社会科見学を実施し、困窮世帯の児童の体験格差を解消する。さらにプレゼン発表会を行うことで「プレゼン力」の向上並びに、自己効力感を高め、生きる力を育む。
特定非営利活動法人D-SHiPS32 特別支援学校や長期入院中の子どもたちは、病状や状況により屋外で遊んだり、学ぶ機会が限られている事が多い。
アートとテクノロジー、メタバースやVR、そしてNFTを活用し、屋内にいても楽しめる新しい体験を創り出し、困難と闘っている子どもたちに届けることを目指す。
【寄付活用レポート】入院中の子どもたちに夢と希望を届けるテクノロジー
学校法人 慈恵医大 身体を動かすことや、従来のコミュニケーションをとることが困難な障害者は国内だけで約50万人いると推計され、コミュニケーションが成立せず孤独を深めてしまうことが多かった。一方で、デジタル技術の進展により、わずかな動作で周囲のものを操作し、意思疎通できるアクセシビリティ技術が登場している。
アクセシビリティ技術を生活の中で用いることのできる人を増やす仕組みを整備することで、障害者や支援者の暮らし・コミュニケーションの改善を広範囲かつ継続的にもたらすことができる社会を目指す。
【寄付活用レポート】障害者の暮らしを向上させる「アクセシビリティ」をすべての人へ
一般社団法人 コード・フォー・ジャパン 地域や組織の垣根を越えて様々なステークホールダーが知識と経験を共有しながら、社会課題解決のために定期的な開発イベントの開催。その他にも、困窮者向けの3つのアプリケーションのプロトタイプ開発や、若手エンジニアを対象とした人材育成プログラムの実施を行う。
一般財団法人 ニューメディア開発協会 元気で活動的な高齢者(アクティブシニア)がVRコンテンツを制作する方法を学び、高齢者施設において、入居する高齢者の希望を聞きながら、思い出の場所や行きたい場所などのVRコンテンツを制作し、VRゴーグルを使った体験イベントを開催する。この事業を通し、アクティブシニアの社会的な活動が促進され、介護が必要な高齢者の行動変容や心身への良い影響が見られ、新たな高齢者ケアとして広がることを目標としている。
特定非営利活動法人 サイエンス・アクセシビリティ・ネット 発達障害、視覚障害、肢体不自由など紙の図書を読むことに困難のある人に向けて、デジタル図書の共同製作プラットフォームとオンライン図書館を開発・普及を目指す。この事業を通し、多くの書籍や教材、試験問題等がデジタル化され、入手しやすい環境が整うことで、読むことに困難のある人の教育や就労、読書環境を飛躍的に向上させることに貢献する。
日本財団が支援している「子ども第三の居場所拠点」全拠点 「子ども第三の居場所」事業の全拠点に対してタブレット端末を配備することで子どもたちの教育機会の向上を目指す。オンラインで拠点間が交流でき、子ども向けITプログラムへの参加することが容易になることで、子どもたちの教育機会の向上や、柔軟な発想力・想像力の確立へと繋がることが期待できる。
  • 支援先の団体情報および事業概要は随時更新されます。