にっぽん文楽プロジェクト木造組立舞台の目録贈呈式を開催

2023年1月17日、日本財団ビルにおいて、にっぽん文楽プロジェクトにて用いた木造組立舞台譲渡に係る目録贈呈式を開催いたしました。
本式典では舞台を所有する一般財団法人にっぽん文楽プロジェクトから八王子市への舞台一式の目録贈呈を行いました。

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贈呈式当日の写真(左から、にっぽん文楽プロジェクト横尾理事長・日本財団会長 笹川・八王子市 石森市長・萩生田衆議院議員)

日本財団では、日本を代表する古典芸能「人形浄瑠璃文楽」をこれまでとは違ったスタイルで広くアピールし、日本文化の価値を再認識してもらうことを目的として、2014年ににっぽん文楽プロジェクトを開始しました。
本プロジェクトでは約1億円をかけて造られたヒノキ造りの本格的な組立舞台を使い、2015年3月の東京・六本木ヒルズにおける公演を皮切りとして、2020年3月までの5年間、全国7カ所で公演を行い、13,000名以上の方々にご観覧をいただきました。
本プロジェクトはこれまでの公演を通して国内外における文化の発信と再認識という役割を果たし、全国を巡業した組立舞台はこの度一般財団法人にっぽん文楽プロジェクトから八王子市へ無償譲渡され、2026年度にJR八王子駅南口に完成予定の「八王子駅南口集いの拠点」(仮称)へ常設されることとなりました。
八王子市では、国の重要無形民俗文化財に指定されている伝統人形芝居「八王子車人形」に代表されるように、人形浄瑠璃文楽と深い関係にある文化を有しており、和の雰囲気が感じられる空間の中で、伝統芸能や市民活動の発表の場など、様々な活用の方法を検討しています。
その八王子市において組立舞台を常設することは、次世代への文化継承をより一層確実なものとし、本プロジェクトの役割である日本文化の再認識に寄与するものと期待しております。

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