トンガ救援基金のご寄付によるコミュニティホール完成のご報告

2022年1月15日に発生したフンガトンガ・フンガハアパイ海底火山の大規模噴火により甚大な被害を受けたトンガ王国に対し、日本財団は皆さまからのご寄付を活用し、被災住民の再定住地域である3地区において、コミュニティホール3棟の再建支援を行いました。これらのホールは、特に大きな浸水被害を受けた地域における住民の生活再建を支える重要な施設となります。

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ご寄付により建設したコミュニティーホールと現地の住民

再建事業は、トンガ王国首相、皇太子、建設省、現地建設業者、被災住民など多くの関係者のご協力を得て実施されました。地域住民のニーズに寄り添った形で進められ、2024年6月17日には先行して完成した2棟の引渡式が行われました。同式典にはトンガ王国首相や住民が出席し、トンガ国民を代表して、日本との長年にわたる友好関係と災害復興支援に対する謝意が述べられました。さらに、同年11月18日には残る1棟の引き渡しも無事完了しました。

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トンガ首相から日本財団尾形理事長への謝意

加えて、日本財団は島嶼国であるトンガの生活基盤である漁業の復興を支援するため、小型漁業ボート18隻と連絡運搬船12隻を提供しました。これらの支援により、地域住民の生計維持や生活再建がさらに促進されることが期待されます。

今後、日本からの寄付によって再建されたコミュニティホールが、文化活動やレクリエーションの場として広く活用され、地域の結束を強化する重要な拠点となることが期待されます。

写真:喜びの舞を踊る現地の住民
喜びの舞を踊る現地の住民

日本財団としても、引き続きトンガ王国と日本の友好関係をさらに深めることに尽力してまいります。