子どもたちの「自立する力」を育む居場所に

「ただいまー!!」
「おかえりー」
利用当初は声を出すのを恥ずかしがっていた子どもたちですが、今では拠点の入り口が見えると我先にと駆け出し、ドアを開けると同時に大きな声であいさつをしてくれるようになりました。あいさつをした後は手洗い・うがいを丁寧に行い、おやつを食べたら宿題と、規則正しく楽しい日々を過ごしています。

全国9カ所目の拠点としてオープンした鳥取拠点は、鳥取市の中心市街地にある文化施設の一部を改修して完成しました。内部は大きく3つのスペースに分かれており、それぞれ自由な広場(学習・活動スペース)、開けた広場(食事スペース)、静かな広場(くつろぎスペース)と名付け、子どもたちの活動に応じた空間が用意されています。夏休みが終わると同時に子どもたちの利用がはじまりました。
拠点の近くには図書館や博物館があり、天気の良い時は付近を散策しながら本を借りに行きます。また、文化施設で行われるものづくりや体験行事に参加するなど、地域資源を活かした活動を行っています。

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図書館で熱心に読書をしています
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初めての紙漉き体験!

拠点でハロウィンパーティーを開催!

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積み木で高さを競うゲームもやりました

10月末には、拠点で初めて「ハロウィンパーティー」を開催しました!それぞれがお気に入りの仮装を身にまとい、ゲームをしたり特別な料理を食べたり…あまりイベントを経験したことがなかった子どもたちも、とても楽しんでいました。特に宝探しゲームでは、部屋に隠された宝を必死で探す男の子たちを後目に、最年少の女の子がひょいひょいっとお宝を集め、優勝をさらっていきました。

抱えている課題はさまざま…

拠点を利用しているAさんは、入浴をして体をきれいに保つことや、バランスのよい食事を摂ることなど、基本的な生活習慣や家庭学習の習慣がほとんど身についていませんでした。特に学習面では、拠点にいる他の子どもの様子が気になって集中できず、人一倍時間がかかってしまう状況…。そこで、スタッフがAさんだけ少し離れた場所で個別に対応することとし、苦手な部分は自主学習で補うようにしたところ、徐々に学習習慣が身につき始め、宿題や課題をきちんと提出することができるようになりました。その日の学校での授業内容を話してくれるなど、Aさんも学習に関心を持ち始めたようです。生活面では、洗濯機で自分の白衣や体操服を洗ったり、食後の皿洗いや台ふきを手伝うことができるようになり、子どもたち同士で分担してお手伝いをしてくれることが多くなってきました。

「やってみたい」を叶える居場所に

鳥取拠点は、まだまだ始まったばかりです。これからも、たくさんの子どもたちと過ごしながら、子どもたちの「やってみたい」を大切にして、笑顔あふれる「居場所」を作っていきたいと思います。みなさまこれからどうぞよろしくお願いいたします。

第三の居場所 鳥取拠点マネージャー 岡武司

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日本財団は、「生きにくさ」を抱える子どもたちに対しての支援活動を、
「日本財団子どもサポートプロジェクト」として
一元的に取り組んでいます。