利用者からの感謝の声認定特定非営利活動法人 名古屋ろう国際センター

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半田市にある児童発達支援・放課後等デイサービス「パズル」の様子

認定特定非営利活動法人名古屋ろう国際センターは、2011年設立。2016年に認定NPO法人を取得し、現在は聴覚障害児向けの児童発達支援・放課後等デイサービスの運営や、日本人ろう者・外国人ろう者を対象にした日本語教室を開催しています。児童発達支援・放課後等デイサービスは名古屋市と半田市に3ヶ所あり、未就学児から高校生までが在籍。耳が不自由な子どもへの自立支援として、公文式学習(KUMON)を導入しています。

日本財団は、セレナe-POWER(ハイブリッド)車を助成しました。

送迎にかかる精神的負担が軽減され、働きやすい環境に

理事長/金南玧(キム ナムユン)さん

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子どもたちの学習を見守る、理事長の金さん

愛知県内にはろう学校が5つしかありません。また、学校から放課後等デイサービスへの送迎を担える団体が少なく、送迎を希望するご家庭は、受け入れ可能な施設に遠方から通わなければならない現状があります。そのようなニーズに応えるため、団体として10台の送迎車両を所有しています。しかし、15年以上前の車両は燃費も悪く、毎月のガソリン代が大きな負担です。その中で助成いただいた福祉車両は燃費がよく、ハイブリッド車のため満タンで約1100㎞走ります。利用を望む利用者全てを受け入れたいという気持ちはありますが、経費がかさむと運営上、受け入れ困難なこともあります。ですが、福祉車両を助成していただいたことで遠方からの利用も、快く受け入れられるようになりました。車両購入やガソリン代に消えていたお金を、施設の備品購入費に充てることもでき、より快適な環境を子どもたちに提供することにも繋がっています。

また、日本財団の福祉車両を助成していただくには審査があります。そのため、きちんと運営している団体だと周囲からポジティブなイメージを持たれ、団体への信頼度が増していると感じています。

職員/禹(ウー)さん

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「パズル」にて子どもとおしゃべりをする禹さん

「パズル」の職員として子どもたちと関わっています。以前は子どもの安全確保をしながら長距離運転をすることが大変でしたが、助成いただいた車両は、自動ブレーキやコーナーセンサーなどの安全装置がついているので、精神的な負担の軽減に繋がっています。
運転手一人で送迎をする日もあり、運転をしながら後部座席にいる子どもの声かけに反応しなければならないこともあります。そんな時も、安全装置があることで心に余裕を持って子どもに接することができています。

また、大きな車の運転はできないがスリムなセレナであれば運転できる職員もおり、送迎を担うことのできる職員数も増えました。小さなストレスが軽減されたことで、長く働きやすい環境づくりに繋がっています。

保護者も送迎してもらうことへの申し訳なさを感じておられる方が多かったですが、燃費の良いセレナになったことで、そうした気持ちが多少は軽減されているかなと思います。

職員も子どもも保護者もみんなにとってありがたい助成でした。

運転中、周囲から配慮されることが増えた

ドライバー/小川さん

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日本財団が助成した車両の前でポーズを決める小川さん

ドライバーとして、子どもたちの送迎を担当しています。団体が所有する様々な車を運転しますが、助成いただいたセレナはエンジン音が静か。エンジン音は人工内耳に響くので、子どもたちも助かっていると思います。毎日4時間近く運転をしているのですが、車両のシートが柔らかくクッション性があるので、体への負担が軽減されました。肘置きがあるのもいいですね。

また、日本財団のロゴマークが入り、全面ラッピングされている車両であることから、運転中、周囲の車から福祉車両と認識され、配慮していただけることが多くなりました。交通量の多い道路をより安全に走行できるようになり、ありがたく思っています。

時間の余裕が、心の余裕に繋がった

ご利用家族/川島さん

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送迎車を利用する子どもの保護者、川島さん

乳幼児2人が児童発達支援・放課後等デイサービス「パズル」を利用しています。片道20キロの遠方から通所しており、自宅から35〜45分ほどかかりますが、家までお迎えに来てくれるので、とても助かっています。自宅前の道路は狭いので、以前は広い道に車を止めて職員さんが家まで迎えに来てくれていましたが、この福祉車両はスリムなため自宅前まで来てもらえるようになりました。交通量の多い道を横断する必要がないので、より安全に乗り降りできるようになりました。

親としても、送迎に時間をかけずに済むので、日中にスーパーで買い物をして夕食の準備をしたり、他の兄弟の習い事の送迎や学校行事へ参加したりすることが可能になりました。たまに土曜日や祝日もパズルを利用させてもらい、その間に溜まった家事を終わらせたり、カフェに行って息抜きをしたりしています。ほっこりする時間を持てるようになったことで、子どもたちにも優しい気持ちで関わることができるようになりました。

日本財団の車両に変わり、子どもたちは「ラッピングがかわいい」「静かで乗り心地がいい」と、手話で教えてくれましたよ。