2018年度アニュアルレポート

2018年度に実施した事業から抜粋してご紹介します。

子どもの貧困対策

写真:地域の子どもたちのもう一つの家「第三の居場所」
地域の方々を招いて「こどもレストラン」を開催

わが国の実に7人に1人の子どもが貧困状態にあるとされています。貧困世帯で育つ子どもは、習い事や塾など様々な面で不利な状況に置かれます。
子どもの自立する力を伸ばし、「貧困の連鎖」を断ち切るため、全国で「第三の居場所」の開設を進めています。2019年3月現在で15拠点が開設され、次年度は約30拠点へと拡大する計画です。

はらたくNIPPON!計画

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分身ロボットがカフェで接客する様子

全国に障害者就労の先進モデルをつくる「はたらくNIPPON!計画」の一環として取り組まれた分身ロボットカフェ“DAWN(ドーン)”。働くことは想像すらされることのなかった重度障害者の未知の可能性を創り出す世界初のプロジェクトです。
これからも試行錯誤を続けながら、様々な就労を社会に実現するための挑戦を続けていきます。

災害復興支援

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災害現場にてNPOと連携しながら支援活動する様子(北海道厚真町)

2018年は大阪府北部地震、平成30年7月豪雨、北海道胆振東部地震をはじめ、豪雨や度重なる台風襲来による土砂災害・洪水災害など、災害が日本各地で多発した年でした。日本財団では、被災地に迅速な支援を行うための活動を実施しました。

日本財団ソーシャルイノベーションフォーラム

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日本財団ソーシャルイノベーションアワード2018受賞者と審査員の皆さん

行政や企業、NPO、大学等というセクターを超えて、社会課題とその解決方法について議論する場として、日本財団ソーシャルイノベーションフォーラムを2016年より開催しています。3年目となる2018年は、東京・渋谷の青山学院大学で2日間にわたって開催しました。

海と日本PROJECT

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浜辺で海の安全体験をする子どもたち

2015年から実施している“海と日本PROJECT”。プロジェクトに参加、賛同する全てのみなさんが海のことを主体的に考え、行動を起こせるように、「海を学ぶ」や「海を表現する」などの5つのアクションに沿った趣向をこらした企画を、自治体、テレビ局や地域の民間団体などの多様な関係者と連携して行っています。

ハンセン病制圧活動

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ハンセン病患者の早期発見に努める地域の女性保健師たち(インド)

今も世界で毎年約20万人の新規患者が発見されるハンセン病。治る病気であるにも関わらず、患者や、治療を終えた回復者と呼ばれる人たちは、いわれのない差別の対象となり、生活の様々な場面で困難を強いられています。日本財団は、世界保健機関(WHO)のハンセン病対策プログラムへの助成を通じ、早期発見、早期治療のための活動を支援しています。

2018年度アニュアルレポート完全版

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