内航船舶向け「水素4ストローク高速エンジン」の船級認証を日本海事協会より取得

日本財団は、2022年1月よりCO2排出ゼロの船舶を開発する「ゼロエミッション船プロジェクト」を推進しています。

その一環で、ヤンマーパワーソリューション株式会社が開発している、内航船舶向け発電用パイロット着火式水素4ストローク高速エンジンにおいて、使用承認証書※1ならびにNO x 鑑定書※2を昨年、一般財団法人日本海事協会より国内エンジンメーカーとして初めて取得しました。

この陸上実証エンジンでは、ゼロエミッション化に向け、少量のHVO(水素化処理植物油)を点火源(パイロット燃料)として、水素燃料と空気の予混合気を燃焼させる方式を採用しています。これに伴い、両船級認証の対象であるエンジン仕様は、“Electronically Controlled Gas Only Engine (Hydrogen)”となっています。

今後は、本パイロット着火式水素エンジンの海上実証フェーズに移行してまいります。

  • 1 使用承認:船用機器の審査、試験および検査を行い、当該機器が規定に適合していることを製造者に対して証明すること。
  • 2 NOx鑑定書:IMO(国際海事機関)が定めるNOx(窒素酸化物)2次規制を満足することを証明する書面。
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「パイロット着火式水素4ストローク高速エンジン」実証機
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「パイロット着火式水素4ストローク高速エンジン」CGイメージ

「舶用水素4 ストロークエンジン・水素エンジン対応大型内航タンカー開発コンソーシアム」について

本コンソーシアムでは、水素エンジンの開発と同時に、水素エンジン発電機とバッテリーの組み合わせによる「水素エンジン対応のハイブリッド電気推進船」を開発しました。これは「水素燃料エンジン」と「水素燃料供給システム」を、コンテナユニット型の水素発電装置として上甲板部分に搭載することができる新たな船舶です。船舶の開発・建造は、上野グループの海運会社である上野トランステック株式会社が担当しています。

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輝光丸 外観

本コンソーシアムにおけるヤンマーパワーソリューションの役割

ヤンマーパワーソリューションでは、「パイロット着火式」水素エンジン(前述)と共に、究極のゼロエミッション化として、パイロット燃料による着火に代わり点火プラグを用いた「火花点火式」水素専焼エンジンを、同型式で開発しています。2024年から「パイロット着火式」6気筒水素エンジンの陸上実証試験を開始し、本年9月には、このエンジン2台による海上実証試験を計画しています。加えて、「火花点火式」6気筒水素専焼エンジンの陸上実証試験を別途進め、これらの普及を通じて、水素エネルギーを基にした内航船舶のゼロエミッション化に貢献いたします。

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お問い合わせ

日本財団 ゼロエミッション船プロジェクト事務局

  • メールアドレス:Zeroemission2050@ps.nippon-foundation.or.jp