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子どもの問題行動や親子関係を改善する「親子相互交流療法(PCIT)」とは?

武蔵野大学心理臨床センター子ども相談部門で、相談員を務める上原由紀さん
この記事のPOINT!
  • 子どもの問題行動には、発達特性やトラウマ、養育者との関係性など複数の要因が関係している
  • 親子相互交流療法(PCIT)は、親の子どもへの関わり方を変える心理療法。子どもの行動と親子関係に改善をもたらす
  • 人との関係は肯定的な関わりで変わる。「できていること」や良い行動に目を向け、伝えることが大切

取材:日本財団ジャーナル編集部

大きな声で泣き叫びながら、道路に寝転がっている子どもをまちの中で見かけたことはありませんか。

こうした行動は「かんしゃく」といい、小さな子どもを育てる養育者にとってはおなじみの、心を悩ませる光景です。しかし、子どもの問題行動に対して、正しく対処する方法を学ぶ機会は多くありません。

年齢とともに落ち着く場合もありますが、騒げば大人の注目を引けると学習した子どもは、その行動をさらにエスカレートさせてしまうことがあります。また発達特性や虐待、トラウマ経験により問題行動が続くケースもあります。

こうした行動への対処法や子どもとの関わり方をセラピストから学び、親子関係や問題行動の改善につなげられるのが、「親子相互交流療法(以下PCIT)」です。

PCITは育児の悩みに対処するだけでなく、虐待関係にある親子への支援にも用いられており、通常の支援では850日後の再虐待率が49パーセントであったのに対し、PCITを実施したケースでは19パーセントまで低下したという報告もあります(※)。

今回は武蔵野大学心理臨床センター子ども相談部門(外部リンク)の相談員で臨床心理士・公認心理師の上原由紀(かんばら・ゆき)さんに、PCITの概要や効果について話を伺いました。

  • 参考:APA PsycNet「Parent-Child Interaction Therapy With Physically Abusive Parents: Efficacy for Reducing Future Abuse Reports.」
上原さんは同センター子ども相談部門に勤務するほか、埼玉県の児童相談所でPCIT実践の助言者としても活動。不適切な養育環境を経験した子どもとその保護者へのPCITの有効性についての研究にも取り組んでいる

かんしゃくや発達特性、生活習慣まで幅広い課題

――武蔵野大学心理臨床センター子ども相談部門の設立背景と目的、支援内容を教えてください。

上原さん(以下、敬称略):このセンターは1998年に立ち上がりました。2008年頃からは家庭内DVを目撃した子どもへのグループ治療(コンカレントグループプログラム※1)や、今回お話するPCITを取り入れています。

トラウマ体験(傷つき体験)を専門とする先生が多く在籍していたため、当初はトラウマのある方が中心でしたが、PCIT導入以降は、問題行動のある子どもと、その養育者の相談も増え、さまざまな療法を用いながら幅広く対応しています。

――このセンターを訪れるPCITを実践する子どもの行動上の問題には、どんなものがあるのでしょうか。

上原:多くの養育者を悩ませるのが「かんしゃく」です。

泣き叫ぶだけでなく、物を投げる、叩く、蹴るといった攻撃的な行動や、外出先で走り回る、床に寝転ぶなど、養育者が困り果てるケースがあります。

いわゆるイヤイヤ期(※2)にこうした行動は見られますが、年齢を重ねても改善しない、極端に激しい、頻度が多いといった理由で相談に来られる方が多いです。幼稚園や学校でも対応が難しくなり、養育者も限界を感じているケースもあります。

ほかにも、特定の場面でのみ話せなくなる「場面緘黙(ばめんかんもく※3)」や、落ち着きのなさ、忘れ物が多いといった「発達特性」に関する問題。さらに、食事に集中できない、お菓子ばかり食べるといった「摂食(食べること)」に関する問題も見られます。

最近では、スマートフォンやゲームの長時間使用に関する課題も増えていますね。

  • 1.「コンカレントグループプログラム」とは、DV被害にあった母親と子どもたちの同時並行心理教育プログラムのこと
  • 2.「イヤイヤ期」とは、一般的に2歳から3歳頃に見られる、自己主張が強くなる発達段階のこと
  • 3.「場面緘黙」とは、ほかの状況で話しているにもかかわらず、特定の社会的状況では話すことが一貫してできないこと
かんしゃくが原因で買い物に子どもを連れて行けずに困っている養育者は多い。PCITをきっかけに、買い物が楽になったという声も聞かれるという

問題行動への反応を最小限に抑え、良い行動に注目することで改善

――そういった子どもの問題行動には、どのような要因があるのでしょうか。

上原:一概には言えないのですが、発達特性がある子どもの場合、言われていることの理解が難しい、理解はしていても行動に移せない、といった点から問題行動につながってしまうことがあります。

ただ、養育者は自分が受けてきた子育ての経験をもとに関わるため、養育者自身にDVや虐待の経験がある場合、適切な接し方が分からなかったり、精神的なダメージによって前向きに関わることが難しかったりするケースもあります。そうした背景が、結果的に子どもの問題行動につながることもあるわけです。

また、トラウマを抱えている場合には、感情が不安定になって眠れない、寝ている間に奇声を上げる、イライラして注意が耳に入らなくなるといった状態が見られることもあります。

――虐待やトラウマなどを経験していなくても、子どもが問題行動を起こすケースもあるのでしょうか。

上原:はい。そのようなケースで注意すべきなのは、子どもが問題行動を通して、養育者の注目を得ようとしている点です。

大人は、子どもの良い行動よりも、悪い行動に強く反応しがちです。そのため、養育者との関わりが少ないと感じている子どもほど、注目を得ようとして問題行動に向かいやすい傾向があります。

PCITによって多くの子どもに改善が見られるのは、「問題行動への反応を最小限に抑え、良い行動に注目して褒める」ことを養育者が実践することで、子どもが満足感を得て、結果として良い行動が強化されていくためです。

セラピストの子どもへの関わり方を養育者が学ぶ「PCIT」

――PCITの概要について教えてください。

上原:1970年代に当時フロリダ大学に所属されていたシーラ・アイバーグ(Sheila Eyberg)先生によって開発されました。セラピストとのプレイセラピー(※)の場では状態が良くなるのに、家庭に戻ると再び問題行動が見られる子どもが多かったことから、セラピストの関わり方を養育者にも伝える必要があると考えられたのが始まりです。

専門家が使うスキルの一部を構造化し、養育者が日常の中で実践できるようにトレーニングする心理療法となっています。

――この心理療法にはどんな特徴があるのでしょうか。

上原:最大の特徴は、ライブコーチング(実況指導)です。セラピストは子どもと養育者がプレイルームで遊ぶ様子を、別室でマジックミラー越しに見ながら、トランシーバーで関わり方を伝えます。

そのため、養育者はコーチの支援を受けながらスキルを実践することで、関わりを身に付けることができるのです。

例えば、おもちゃを乱暴に扱っていた子どもが、静かにブロックを積んだ瞬間に、セラピストから養育者へ「○○ちゃん、ブロックを丁寧に扱っていますね」と注目すべきポイントを伝え、養育者が「ブロックを優しく使ってくれてありがとう」と言うと、セラピストは「素晴らしい具体的賞賛です」と褒めます。

子どもと養育者だけの空間で行われるため、日常に近い関わりをそのまま把握でき、良い行動を見逃さず、フィードバックできる点も大きな特徴です。

  • 「プレイセラピー」とは、子どもとセラピストの適切で特別な対人関係の中で、安全な環境と遊び道具を使って、子どもが自分の気持ちや考えを表現したり探索したりするのを促進し手伝う心理療法
同センターのPCITで使用されるプレイルーム。養育者と子どもが遊ぶ空間で、カーテン付きの窓はマジックミラーになっており、奥の別室からプレイルームの様子が見られる
 
セラピストがマジックミラー越しにトランシーバーで指示を出す別室。マジックミラーの性質上、室内は写真のように暗くしている

PCITの対象年齢、適用範囲、そして禁忌となる対象

――PCITの対象となるのはどのようなケースでしょうか。

上原:対象年齢は2歳半から7歳です。この時期はエビデンスが確立されていることに加え、「親と遊び、褒められることを喜ぶ」発達段階にあるため、ポジティブな注目によって行動が改善しやすいとされています。

近年では1歳から2歳半向けの「トドラー版」や、8歳から12歳向けの「オールダーチルドレン版」も開発されました。

対象の判断には、「ECBI」と呼ばれるチェックリストを用います。これは子どもの行動上の問題と、養育者の育児困難感を同時に評価する尺度で、回答に応じて点数化されます。ただし、チェックリストの数値で機械的に判断するわけではなく、カウンセラーが必要と判断した場合に、養育者の同意を得て実施しています。

一方で禁忌となるのが、養育者が子どもに対する性的虐待の加害者である場合です。PCITは養育者との関係を深めるスキルを扱うため、それを加害者に提供することは被害児童にとって大きな危険となるためです。

母親が約8割、孤立や自責感を抱えやすい養育者の実情

――養育者としてPCITを受けるのは、母親のケースが多いのでしょうか。

上原:父親が参加するケースもありますが、割合としては母親が多く、全体の8割ぐらいでしょうか。ほかにも祖父母が来所する場合もあります。

――問題行動があると、養育者も子どももつらい状況になりますね。

上原:来所される養育者のお話を聞くと、周囲の目を気にされている方や自分を責めている方が多い印象です。

幼稚園や保育園で集団行動が難しいと指摘を受けたり、友だちとのトラブルにつながったりすることもあり、結果として養育者と子どもが、ともに孤立してしまうケースもあります。

プレイセラピーに用いられるプレイルーム。不登校の子どもや性被害を受けた子どもたちを対象とした心理療法に使用されている

PCITを通じて、子どもは「褒められる行動」を選ぶようになる

――PCITの具体的な流れについて教えてください。

上原:PCITはCDI(子ども主導の交流)とPDI(親主導の交流)の2つの段階で進めます。

まずCDIでは、子どもがリードする遊びを通して、親子関係の土台を整えます。「具体的賞賛」「行動の説明」「真似」「繰り返し」「楽しむ」といった5つのスキルを用い、子どもの良い行動にポジティブな注目を徹底的に向けます。

なかでも特徴的なのが「具体的賞賛」です。ただ褒めるだけではなく、「優しく渡してくれていいね」「上手に(おもちゃを)乗せたね」と何を褒めているのかを言葉にします。すると、子どもは「何をすれば褒められるのか」を理解しやすくなり、その行動が自然と強化されていきます。

また、「真似」というスキルでは、言葉の通り、子どもの行動を養育者が真似します。子どもは日常的に指導される場面が多い中で、自分の行動が見本として扱われることで誇らしさを感じたり、「大人が真似するということは良い行動なんだ」と理解したりできます。

CDIでは、こうした関わりを、毎日5分間の「特別な時間」として家庭でも継続してもらい、ポジティブな注目を積み重ねていきます。ただ、物を壊す、叩くというような攻撃的な行動が出た場合は遊びを中断しますが、それ以外の不適切な行動に対してはスルースキルを使って反応をせず、良い行動への注目を優先します。

PCIT の流れを示す図:
落ち着きが無く、友達とも仲良く遊べず、話も聞けない子でしたが、PCITを始めてすぐ、遊びに集中するようになり、「特別な遊びやろう」と誘ってくるようになりました。他のことでも集中できるようになり、言うことも聞くようになり、子育てに自信が持てました。コーチに見られていることは、恥ずかしくもあり緊張しますが、困った時には助けてくれる人がいるんだと安心できるようになりました。

・Child Directed Interaction
CDIティーチング/CDI のスキルを学びます
↓
CDIコーチング/子ども主導で遊びます。 適切な行動に対して注目し誉めることで、それが正しいことであると教えます。また、愛着の絆を深めます。
↓
・Parent Directed Interaction
PDIティーチング/PDI のスキルを学びます
↓
PDIコーチング/保護者が主導で遊びます。 適切な行動を増やし、不適切な行動を減らすための方法を練習しま す。愛情を持ってしつけることを学びます。

・ライブ・コーチング
PCITの大きな特徴は、ライブコーチングです。トランシーバーを使い、部屋の外にいるコーチから、どうすれば良いかを分かりやすく伝えられるため、その通りにするだけで技術が身に付きます。また、子どもの変化を伝えられ、保護者がうまくやれたことを誉められます。その場でコーチを受けられるため、保護者も子も、体験しながら習得し、効率良く変化していきます!

マジックミラー越しにトラン シーバーで保護者に指示
↓(ライブコーチング(実況指導))
指導者からの指示で子ども と関わるスキルを直接学ぶ
PCITの基本的な流れ。まず子どもの肯定的な行動を増やす関わり方を養育者が習得し、次に適切な行動を増やすための方法を学ぶ。画像提供:武蔵野大学心理臨床センター

「いい子にしてね」は曖昧、具体的でポジティブな指示を学ぶ

――その後、PDI(親主導の交流)に移行するわけですね。

上原:はい。PDIでは、子ども主導の遊びを継続しながら、親主導の具体的で分かりやすい指示の出し方を学びます。

例えば「いい子にしてね」といった曖昧な表現ではなく、「椅子に座ってください」といった具体的な言葉を使うことで、子どもが行動しやすくなります。また「走らないで」といった否定表現ではなく、「歩いてください」と望ましい行動をそのまま伝えることも重要です。

――子どもが指示に従わない場合はどうするのでしょうか。

上原:「タイムアウト」と呼ばれる手法を用います。

あらかじめ決めておいた「タイムアウトの椅子」で子どもを落ち着かせ、座ることが難しい場合は、刺激の少ない仕切られた空間「タイムアウトの部屋」で落ち着くまで待ちます。落ち着いたら、最初の指示に戻り、従えたらまた遊びに戻るのがルールです。

これらの手順は、子どもにも説明され、警告を出しながら進めていくので、互いに了解しているルールの上で行われます。

大切なのは手順を遂行することで、養育者も落ち着いて感情的にならず、淡々と一貫した対応を取れることです。

同センターで行うPCITでは、右の椅子を「タイムアウトの椅子」、左側の仕切られた空間を「タイムアウトの部屋」として使用。家庭で取り組む際も同様の場所を用意する

PCITによる親子の変化、児童相談所や教育現場へ広がる可能性

――PCITによる変化はどのように表れるのでしょうか。

上原:CDIの段階から多くの養育者が「驚くほど変わった」とおっしゃるほど、大きな変化が出ます。「問題行動」が減り、子どもが良い行動を通じて、自ら養育者との関わりを求めるようになるのです。

さらに、PDIを繰り返すことで、子どもは「言うことを聞かないと『タイムアウトの椅子/部屋』に行くことになるが、言うことを聞けば褒められる」という予測が立つようになり、自分から適切な行動を選べるようになっていきます。

問題行動が減るだけでなく、その子どもの良さ、その子らしさが際立ってくるのもPCITの大きな特徴です。そして、養育者も褒めることが上手になり、子育てへの自信が高まっていきます。自責の思いが消え、表情が明るくなる方が多いです。

――これまで関わった中で、印象的だったケースを教えてください。

上原:虐待の疑いで児童相談所にも関わりがあった18歳で出産した母親のケースです。

この母親自身も虐待を受けて育っており、子どもに対する言葉のかけ方が分からなかったようです。当初、遊びの場を設けても一言も話さず、子どもと目を合わせることもありませんでした。

しかし3カ月足らずで、子どもを積極的に褒められるようになり、子どもも誇らしげに母親の言葉を受け止めるようになりました。親子の関わりが増え、表情が明るくなっていく姿が印象的でしたね。

――PCITは今後どのような領域や対象に広がっていく可能性があると考えていますか。

上原:埼玉や東京から導入が始まり、今では多くの都道府県の児童相談所で導入され、不適切な養育があったケースや、里親家庭での関係構築などに活用されています。私自身も埼玉県の児童相談所でPCITについて助言等の支援をしています。

また、幼稚園の先生や教員がPCITを活用できるTCIT(ティーチャー・チャイルド・インタラクション・トレーニング)も広がり始めています。

一方で、PCITを受けられる場所は徐々に増えているものの、多くが予約で埋まっており、必要な人がすぐに利用できないという課題もあります。さらに拡大していくことで、子育てに悩む多くの人を救うことができるのではないかと考えています。

上原さんはPCITを開発したシーラ・アイバーグ氏から直接指導を受けたという。取材の最後には、この仕事で子どもやその養育者と関わることの楽しさを語った

子どもの心や行動をめぐる育児の悩みを抱えた人が孤立しない社会のために、私たち一人一人ができること

子どもの心や行動をめぐる育児の悩みを抱えた人が孤立しない社会のために、私たち一人一人にできることを上原さんに伺いました。

[1]「子どもはこうあるべき」という枠を取り払い、見守る

多様な子どものあり方を認める。社会が、ほかの子とは異なる行動をする子どもをすぐに否定したり、評価を下したりせず、見守る。「やんちゃな子もいれば、おとなしい子もいていい」と捉える視点が、養育者の余裕を生み、結果として子どもとの関係の安定にもつながる

[2]良い行動に意識的に目を向ける

人は防衛本能から、どうしても他者の「できていないこと」に目が向きやすい。だからこそ意識的に「できていること」や「良い行動」を見つけ、言葉で伝えることが大切。これは子どもだけでなく、大人同士の関係でも同様で、肯定的な関わりが行動や関係性を変えていく

[3]「うまくいかない時間」も成長の一部として受け止める

失敗やかんしゃく、反抗は、子どもが自分を確立していく過程で起こる自然な反応。それら全てを「問題」として片付けるのではなく、養育者も子どもも共に、「今は学んでいる途中なのだ」と捉え、必要以上に否定しないことが重要

小児期のつらい体験や不適切な生育環境が、その後の人生に大きな影響を及ぼす可能性が知られるようになってきました。一方で、そうした環境の具体的な改善方法についてはあまり知られていません。

また、親自身も自らの生育環境しか知らないケースが多く、適切な養育方法を学ぶ機会は限られています。

こうした背景の中で、PCITを知り、上原さんに取材しました。取材を通して印象的だったのは、本来子どもの成長を見守るはずの幼稚園や学校において、問題行動を起こす子どもの「対応の難しさ」から、見放されてしまう場面があるという現実でした。

その背景にはトラブルを避けようとする周囲の意識や、子ども同士の衝突を許容しにくい環境があるのかもしれません。

子どもの行動は切り取られた一場面だけで判断できるものではなく、その背後には発達や環境、関係性といった複雑な要因が存在します。そしてPCITが示しているのは、「子どもを変える」のではなく、「関わり方を変えることで関係性そのものを整えていく」という視点です。

子どもの成長を家庭だけの責任にとどめず、社会全体で支えていけるかどうか。そのあり方が、これからの子育て環境を大きく左右していくのではないかと感じました。

撮影:永西永実

上原由紀(かんばら・ゆき)

武蔵野大学心理臨床センター 相談員、臨床心理士、公認心理師。2008年から現在に至るまで武蔵野大学心理臨床センター子ども相談部門にて勤務。2017年同大学院にて「不適切な養育環境を経験した子どもとその保護者に対する親子相互交流療法(PCIT)の有効性に関する記述的研究」で博士号取得。現在、同大学非常勤講師。

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